PR

◇ 井上ひさし「自家製 文章読本」

「文章読本」を川端康成、谷崎潤一郎、吉行淳之介選、中村真一郎、三島由紀夫と
読んで来て、井上ひさしで締め。1年半ほどかけた。
丸谷才一は8年くらい前に読んだ。吉行淳之介は「選」なので本人の文章読本ではほぼない。

本作には谷崎潤一郎と三島由紀夫の文章読本についての言及があってちょっと嬉しかった。
まあわたしは読んだ内容は忘れてるけど。

井上ひさしは一番力を入れて文章読本を書いてたね。
上記の人々は書きたくて書いたというよりは、依頼されたから書いたという雰囲気。
まあ井上ひさしも依頼されたから書いたのだろうけど、他の人より熱があった。

それは本人が、言語学に興味があったからだと思う。この本は他の文章読本とは違って
文法的アプローチが篤かった。
……だがわたしは、本もまあまあ読んで来たし国語の成績も良かったけれども、
文法が全然わからないのよね。学生時代は文法はいさぎよくみんな捨て、
漢字と読解力で点を取っていた。なので正直言って、この本の内容はよくわからなかった。

文法以外の話でちょっとわかったところもあったんだけど、――もう忘れている。
鴎外は時代によって、あるいは作品の部分によってオノマトペを多用しているとか、
文体なんか気にするな、とかあったが……これ、というプリンシパルは覚えてない。

内容を覚えてない本の感想をなぜ書くのかというと、――単に「文章読本」シリーズ、
読み終わったよー!ということを宣言したいがため。
それだけの話です。どっとはれ。

わたしはいつも図書館で8冊ずつ借りて本を読んでいて、あんまりジャンルが偏らないように
塩梅しているのだが、今回の8冊のうち3冊が文学的な本を借りてしまい、
けっこうめんどくさかった。たまにありますね、こういう失敗は。
気を付けているんだけど。文学は向きません。わたしには。

 

コメント